あがり症の原因として親の育て方が影響していると言われています。
もちろん、親だけではなく子どもの時の育った環境全体が関係しているでしょう。
子どもの時から抑圧されることが多いと、自分の意見を言うことができません。
それがだんだんとあがり症を作ることになると考える人もいます。
もちろん、それほど単純なことではありません。
極端に厳しい親でなくても、あがり症になってしまうのです。
あがり症の治し方を考える時に原因を解明することで、自分のことを見つめ直すことが重要です。
つまり、あがり症は人の視線を感じ過ぎて、人がどう思っているかを深く考えすぎてしまうのです。
人前で話したからと言って、すべての人が自分を見ているわけではないことを頭で理解しましょう。
そして、失敗してもいいのだと気楽に考えることができれば、あがり症は克服できているでしょう。
文章で説明するのは簡単ですが、当人にとっては容易なことではありません。
短期間でのあがり症の治し方はありません。
自分は人とは違うこと、それは悪いことでなく、自慢したり嘆いたりすることもありません。
普通のことなのです。
自分に自信がない人は、常に自分を周りと比べています。
周りの人の方がいいと思うと、失敗を恐れてしまいます。
あがり症は体が緊張するためですが、深層心理が強く影響しています。
理性で考えているだけではあがり症を治すことはできないのです。
ただ、緊張していることを実感する冷静な心は意識的に持つことが可能です。
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