あがり症を克服すると言うテーマでは人前で話すことにポイントを置いていることが多いようです。
つまり、あがり症の治し方はスムーズに人前で話すことにつながると考えられるからです。
あがり症を克服するために場数を踏むことがいいと言われますが、残念ながらそれは間違っています。
あがり症を作り出しているのは脳のメカニズムですから、それを改善しなければ治し方と言えないのです。
場数を踏むことは慣れを生じさせます。
慣れることで確かに緊張することが少なくなりますから、あがり症が改善したかのように見えます。
あがり症を克服するためにはなぜ人はあがるのかを考えることが大切です。
医学的なアプローチを試みてみましょう。
もちろん、それでうまくいく人もいますが、うまくいかない人もいます。
人それぞれで対応の仕方を考えなければなりません。
生まれつきあがり症の人がいないことも重要なポイントです。
つまり、経験によってあがり症は作られます。
過去の緊張を思い出すことで、あがり症はひどくなります。
考えれば考えるほど、緊張してしまうことになるのです。
気持ちを落ち着けることを考えるのではなく、筋肉をほぐすことから始めましょう。
自分で制御できないアドレナリンの分泌ですから、気持ちではなく体から制御するのです。
口を大きく開けて声を出すと、緊張がほぐれます。
これは、体の筋肉がアドレナリンの分泌を抑制しているからです。
意識的にできる筋肉の動きがあがり症を改善してくれるのです。
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