口の中のバクテリアによって口臭が発生することがわかっています。
また、食事をする時に口から出る唾液には殺菌作用があることもわかっています。
このことから、唾液の分泌が口臭と関係していることが予想されるのです。
口臭の研究によって、それが明らかになったのはそれほど昔のことではありません。
もちろん、昔の人は口臭など気にしていなかったのでしょう。
日本人が口臭を気にするようになったのは細菌のことですね。
加齢臭なども同じことです。
歯磨きをする習慣は多くの人にありますが、適切ではない磨き方のために口臭を気にしなければならなくなっているのです。
さて、唾液と口臭について詳しく紹介しましょう。
口臭の原因となるバクテリアは舌の奥の方に潜んでいます。
通常は唾液によってこれらのバクテリアが増殖しないようなシステムになっているのです。
しかし、睡眠中は唾液の分泌が減少します。
そのためにバクテリアが繁殖しやすくなるのです。
寝る前に歯磨きをするのは唾液の減少によって増殖するバクテリアを抑える働きがあるのですね。
したがって、食事のときなどにも十分に唾液が出るような食事を心がけなければなりません。
ここで注意しなければならいのはバクテリアには悪玉と善玉がいることです。
悪玉のバクテリアは減少させなければなりませんが、善玉のバクテリアは減らしてはいけません。
歯磨き粉などを使って歯を磨いていると、善玉のバクテリアも減少してしまうのですね。
つまり、唾液が最適な殺菌剤なのです。
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