なた豆の特徴を紹介しましょう。
口臭対策として注目されているなた豆ですが、どんな植物なのか知らない人も多いことでしょう。
まずは形です。
薩摩地方で収穫されているなた豆は長さが50cmにもなります。
これは気候と土壌がなた豆に適しているからだと考えられています。
国内の他の地方では、ここまでの長さには育ちません。
豆のツルは2mも伸びるのです。
歴史の中でもなた豆は出てきます。
江戸時代の食べ物として書物にも出てくるようですね。
いずれも薩摩地方で採れる豆となっています。
なた豆の有効成分はカナバニンとコンカナバリンA、そしてウレアーゼです。
それぞれに効能があります。
カナバニンは排膿、抗炎症作用です。
この働きによって歯周病が改善されるのです。
実はなた豆の口臭対策作用はこの成分だけを活用していることになるのです。
その次の成分であるコンカナバリンAは癌細胞の増殖を抑制する働きがあります。
これからの活用が期待される分野ですね。
そして、ウレアーゼは腎臓の働きを補完するものです。
尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解する酵素なのです。
腎臓病になった人には確実な治療法がありません。
腎臓病は腎機能が衰えてしまった状態なのです。
これをなた豆が補ってくれるのであれば、実質的には腎臓病が治ったことになります。
患者さんにとっては大きな朗報でしょう。
口臭対策ばかりがなた豆の効能と考えている人もいますが、健康食品としてもかなり有効なのです。
あらためて、なた豆を見直してみませんか。
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